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東京モーターサイクルショー2007 ベネリ編

東京モーターサイクルショー2007の第二弾はイタリアの「Benelli (ベネリ)」についてです。

benelli01

ベネリは1920年代からオートバイの製作・販売を行っているイタリアでも最古参のバイクメーカーの一つで、WGPタイトルも確か2度ほど獲得している筈です。
しかし、60年代頃から台頭してきた日本のバイクメーカーに押されて活動はやや縮小していました。
1990年代後半からは地元の企業グループ・メルローニ傘下となり、それ以降「トルネード」「TNT」など魅力的なモデルを輩出してきました。
日本では収納式ルーフ付きスクーターの「アディバ」(販売は独立した別会社が担当)以外は目立ったセールス活動はなく、今ひとつマイナーな存在でしたが、一昨年新たに中国「銭江」の資本が入った関係だと思いますが、今年はわりと大きなブースをモーターサイクルショーで構えていました。
と、言う事で今回は魅惑的なベネリモーターサイクルの世界をどうぞ。

まずはこちら、代表的なモデルのトルネードシリーズから「Tre1130」です。
従来898ccだったエンジンは、TNTと同じ1130ccに改められています。
ベネリの各モデルは、あまり他社のバイクには似ていない独創的な美しいデザインが特徴ですが、このトルネードも薄い縦型ヘッドライトが特徴的なマスクをしています。

tre01 tre02

が、このモデルの一番の特徴は実はシート下に装備された独特のクーリングシステムにあります。
トルネードのエンジンはスリムな直列3気筒ですが、3気筒のメリットを行かす為にラジエーターがシート下に配置され、コレにより車体のスリム化、重量と熱の分散化などを図っています。
そのため、後ろから見ますとシート下に2基の強制空冷ファンが見えリアスタイルのアクセントとなっています。

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次はトルネードのネイキッドモデルである「TNT1130」、写真はそのカフェ・レーサータイプです。
ネイキッドモデルといっても、基本フレームとエンジン、ホイールは共用ですが、その他の部分は大幅に手が入れられています。
特にトルネードの特徴であったクーリングシステムはTNTではシート高を下げるために廃止されています。
そして、ボディ側面両側に分けてラジエータを配置しそれぞれにクーリングファンが付くという、これまた独特なレイアウトとなっています。

tnt01 tnt02

マスクは最近流行の昆虫系ですが、このTNTがそのオリジナルと云う事ができるでしょう。
このシリーズのフレームはフロントセクションがクロモリのパイプ、リアがアルミ鍛造と異種素材となっており、これをボルトと接着剤の併用により一つのフレームに結合しています。
あれ、その技術はどこかでと思った人は鋭いです。と、いうのもベネリの主任設計は元ビモータのマルコーニ氏でビモータのモデルでも一部車種のフレームにこの技術が取り入れられていました。
改めて考えると、タンブリーニ(アグスタ)、マルティニ(ジレラ)、マルコーニ(ベネリ)の三人が在籍したビモータって凄い会社だったんだなぁと思います。

tnt03

次はビモータのモータード「Tre-K1130」です。
フロントマスクとエンジンは「TNT」からの移行ですが、それ以外はほぼ新設計となっています。
この機種からはクーリングシステムが通常のタイプとなっているのは、新資本の意向でコスト削減の為かもしれません。
しかし、さすがベネリと思う部分はモタードと言いつつも他のメーカーに右に習えではなく、むしろツアラーを志向していると思われます。
ウィンカーが流行のミラー一体型になっていますが、ハンドルマウントのスッキリしたデザインにまとまっており使い勝手がよさそうなのも○ですね。

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この後の2台は今年9月以降に正式発表される機種の参考出品です。
わざわざこんな機種までヨーロッパから移送してくるのが、今後ベネリがアジア市場も重視して行くという気概の現れの様な気がしますね。

まずは「2ue756(またはDue756と表記)」です。
TNTの下位機種にあたりますが、エンジンは1気筒削った2気筒となり、吸気系もおそらくインジェクションではなくキャブレターとシンプルで軽量なマシンを目指している様です。
またもや独創的なデザインですが、今までと方向性の変化がみられます。
このデザインは若干25歳のスペイン人若手デザイナー「Carles Solsona」氏の作品との事で、昨年のケルンショーなどではデザイン関連の賞を獲得しています。
ちなみに、ライトユニットはトルネードの物を流用しています。

2de01 2de0

もう一つのプロトタイプが「BX 449」で、見ての通りこちらは本格的なオフロードタイプとなっています。
エンジンはこちらは単気筒、エッジの利いたスリムなデザインがナイフを連想させます。
前の「2ue」もそうですが、今回のモデルからフレームのデザインなど幾らか生産性の向上を意識した造りになっている気がします。
しかし、バルブなどにはチタン製、フレームの一部にカーボンが奢られているなど単なるコストダウンではなく性能やデザイン性を維持したまま、よりコストパフォーマンスをアップするように動いている様に伺えます。

xc01 xc02

他にもベネリは現在2400ccV6エンジン、250ccのオフロード、540cc単気筒のシティ&エンデューロバイク(アプリリア・ヤマハと共同開発)など矢継ぎ早に新車開発が進んでいると聞きます。
新生なったベネリがどの様な方向に進んで行くか、今後大注目のメーカーだと思います。

benelli

テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク

【2007/04/04 23:35】 | Moto | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
ふむふむ。
確かにベネリは濃密でしたね。
そうか、大注目だったのか〜。


遅くなったけど「新FIAT500」いい感じですね。
「これにしなよ。買っちゃいな。今すぐな。」って黄色好きさんとひろしさんに買わされそうになりました。
【2007/04/05 02:19】 URL | ところで、 #-[ 編集] | page top↑
ベネリ、今後2〜3年は要注目だと個人的には思うのですよ。
下手するとアプリリア辺りは市場喰われちゃうんじゃないかと。^^;;

ところで、さんから見ても「新FIAT500」いいですか?嬉しいなぁ。^^
実際に物がリリースされましたら要ご検討くださいませ。(w
【2007/04/05 15:05】 URL | BK-BEL #qbIq4rIg[ 編集] | page top↑
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